イギリスビザ:貧乏一家のイギリスtier2ビザ申請:煩雑な手続き、ヒリヒリする申請費用


イギリスのビザ申請

労働ビザ:Tier2(general)

イギリスにも色々なビザのカテゴリーがあるが、普通にイギリスで職を得て働くためのビザは、tier2(general) というもの。私もイギリスのラボに雇ってもらって、そこから給料をもらうのでこのビザに申請する。申請費用を雇用先が払ってくれるなんて言う甘い話は(もちろん)無い。

ビザ申請の要件:まずは英語のテストを受けて、雇用主からCoSをもらいましょう

以前にも書いたと思うが、tier2ビザに申請するためには、
1.CoS (Certificate of Sponsorship)があること(リファレンスナンバーであって、具体的な書類があるわけではない)
2.一定額以上のサラリーが保証されていること
3.英語能力の証明(IELTS又は英語圏の大学・大学院の卒業証明)
が必要になる。あとは、財政能力を示すために口座の預金残高証明を提出する必要があるが、雇用者がA-ratedである場合にはそれには及ばないということらしい(ただし、雇用される人本人のみの場合が多いと思われる)。大学なんかは多分A-ratedに当たると思われるので、大学で働く人はいらないということらしい。A-ratedに該当しない場所で雇用される場合は、過去90日間の銀行の残高証明を取り寄せ(本人をサポートする分945ポンド、家族をサポートする分、1人630ポンドの残高が必要で、その額を90日間で下回っていないことを証明しないといけない)、それを英訳し提出する必要がある。英訳は業者に行って貰う必要があるが、ビザセンターが例に挙げている会社を使わないといけないというわけではないらしい。この証明書のたぐいは、30日以内に発行されたもの、という規定があるので、余裕を持って早く作ってしまうと、期限切れになることがあるので注意する。ということで、まずは英語力の証明と、雇用先とやり取りをして、CoSを貰うことが先決。

申請費用と忘れてはならないIHS

CoSをもらったならば、オンラインでアカウントを作り、必要事項を打ち込み、ビザアプリケーションセンターの予約をする。時期によるのかも知れないが、意外とアポイントメントは近い日程(2日後くらいから)で押さえることができた。その後、IHS(Immigration Health Surcharge。外国人なんだから、医療保険の掛け金、余計に払いなさいよ、ということ。)と申請費用をオンラインで支払う。予約後3時間以内に支払いを済ませないとキャンセルになるらしい。この申請費用というのが、1人575ポンドかかって、それだけでも貧乏一家としてはヒリヒリするところなのだが、それに加えてIHSを200ポンド/年払わなければならない。3年で申し込むのなら、600ポンド。これを家族の人数分払うわけである。これはホントにいじめに近い。
この時に、ビザの申請が無事に通って、イギリスに入国した時にBiometric Residence Permit (BRP:滞在許可証)をもらう郵便局を指定するのだけれど、郵便番号で検索すると、郊外の不便な郵便局を指定されたりするので、指定された郵便局が自分に都合のいい場所にあるかきちんと確認することをオススメする。

*研究機関によっては、ビザの申請費用を全額負担してくれるところもある。ダメ元で一度聞いてみるのが良い。

この苦痛を乗り越えて、いざビザセンターへ。

ビザセンターで提出する書類は、
1.パスポート
2.財政能力の証明
3.英語能力の証明(私の場合、学位記の原本。一応、ラテンと英語翻訳の両方を提出した)
4.結核検査の結果(該当国のみで、日本は該当しない)
これと、予約のconfirmationアプリケーションフォームをプリントアウトしてサインしたものを持参する。

ちなみに、パスポート以外の書類は原本が必要なのだが、その返却が必要な場合、コピーをとって添付する必要がある。コピーはビザセンターの中にあるのだけれど、白黒コピーをとるのに1枚60円かかるので、予めコピーを用意しておいたほうが賢明。

申請センターはそのジャッジには一切責任を負いません

ビザセンターの場所は、東京では新橋。新橋駅から第一京浜を真っすぐ進んで、新橋5丁目の交差点を左に曲がって少し行ったところにあるファミリーマートのある建物の4階。
VFSという会社が運営しているこのアプリケーションセンターは、あくまでビザのアプリケーションを受け付ける場所であって、そのジャッジには一切関与しない、という説明を最初にされる(提出された書類は、マニラに送られて審査が行われ、パスポートが返却される)。書類のチェックリストみたいなものを最初に渡されたのだが、それを見る間もなくブースに通され、担当の方が一つ一つを確認しているのかいないのか良くわからない内にチャカチャカと話しが進み、ほんとに大丈夫なんかなあ・・・という感じがした。最初に、私たちは関係ない、とキッパリ宣言されてしまうと、何を聞いても無駄なんだろうな、と思ってしまったが、実際のところはよくわからない。例えば、財政能力を証明する書類を添付しなかったわけだけど、スポンサーの名前をみて、”ああ、いらないんだ”と思ったのか、”無いけど、まあ良いや。この人の問題だし”と思ったのかは不明のまま。
パスポートと返却書類の受取方法は、ビザアプリケーションセンターで直接受け取るか、レターパックで送ってもらうかの2種類。私はレターパックを選択(その場で現金で支払う。2千円ちょっと。なので、その場でお願いする人は現金をご持参ください)。ちなみに、全ての過程は日本語で終わった。その後、指紋の採取と写真撮影。かつてはパスポートサイズの写真を提出していたらしいが、現在は写真はいらないらしい。
ということで、ビザの申請が完了。

思いの外早くパスポートが届く

無事に申請が通り、パスポートは思いの外早く返送されてきた。11月16日に申請して、11月23日に届いたので、配送も含めて一週間程度で手に入ったことになる。ビザアプリケーションセンターでは2−3週間と言われていたので、随分と早い。
パスポートにvignett(visa sticker)という、30日間有効な入国のためのステッカーががくっついてくる。それと一緒に、いつまでのビザの申請が通りました、という記載のある紙が一緒に送られてくる。30日以内にイギリスに入国しないといけないのだけれど、もし30日以内に入国出来ない場合には、費用を払ってvignett transferをする必要が出てくるということらしい。

イギリスに入国したら

ビザ申請時に届いた書類を持って、指定の郵便局へ行って、Biometric Residence Permit (BRP)を貰う。これが在留許可書ということになる。以前は、vignettの期限が実際のビザの期限で、BPRを受け取るというステップがなかったようだが、2015年の制度変更によっていまの形態をとっている。

初出勤前にBPR(Biometric Residence Permit)を受け取らないといけない。郵便局では番号札を発行してもらうのだが、BPRの受取はidentification servicesというカテゴリーの番号札をもらう。ケンブリッジの中心部の郵便局での受取だったからか、呼ばれるまでに結構時間がかかった。時間には余裕を持っていったほうが良さそう。

BPRの受取には、住所と電話番号が必要です

ビザセンターから送られてきた紙切れとパスポートを渡すと、事前に送られてきていた私のBPRを出してきてくれて、じゃあ、住所と、電話番号ね、とおしゃっる。ホテルでもなんでも良いから、とにかく滞在先の住所と電話番号があることが必須(ちなみに私は、携帯もなかったので、泊まっていた大学の寮の電話番号と、ラボの住所を提出した。住所の方は検索して、おかしいと指摘される)。
と、ここまでが、雇用される人間、本人の申請についてです。家族についてはまた付加的な情報が必要になってくる。

家族のビザを申請するために必要なもの

家族のビザを申請するためには、付加的な情報が必要になる。
資金証明として一人につき630ポンド以上の預金が、90日以上継続してあること。
雇用される人との家族関係を証明する書類(戸籍謄本)
これらを英訳をつけて提出する必要がある。
Tier2のdependentとして申請する場合にも、語学力の証明(IELTS)が必要であるという情報を某所から入手したのだけれど、これはガセらしく、dependentは必要なし。

家族で申請する場合に気をつけること
家族同時に申請した場合、家族みんなで渡航するのであれば問題ないが、ずらすような場合には、上記の、ビザ発行から30日以内に入国しないといけないというルールに気をつけないといけない。
我が家の場合は、色々な事情で家族同時に申請することをしなかった(できなかった)。その場合気をつけないといけないのは、(前にも書いたが)ビザ申請に必要な書類(戸籍謄本など)は、発行から30日以内のものでないといけない、ということと、CoSにも期限があるということだろうと思われる。CoSは、雇用主に言えば再発行してもらえるはず。 
* 家族用のビザを後から申請する場合、CoSの期限は関係なく、本人が申請した際のCoSで申請すればいい。
*家族用のビザの申請の顛末(バタバタ)は以下に
家族のビザ
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