研究生活:ポスドクアプライ時のカバーレターの書き方(私見)


カバーレター

旧ブログで、すこしポスドクに応募する際のカバーレターについて書いたような気がするが、ちょっと気になったので、もう一度書いてみようと思う。

カバーレターは自分自身のアブストラクト

基本的に大事なことは、
・カバーレターとCVをセットで出す。研究歴が長い場合は、research statementを添えるのも良いのかもと思う。
・カバーレターで他の書類を見たくなるような(できればインタビューに呼びたくなるような)内容を書く。大まかに自分が伝わる文章。自分自身のアブストラクトみたいなものだろう。
・言語的な間違いは避ける(英語のできる、できればnativeの誰かに見てもらう)
・丁寧に
ということだと思う。まあ、非ネイティブのことなので、英語に関しては優しくしてくれる可能性も期待できるが、最初から期待しちゃマズイだろう。

カバーレターの書き方

さて、具体的にカバーレターの書き方である。
1.まず、最初に、誰々さんへ、と書くわけだけれど、相手がプロフェッサーであると分かっている場合、Dear Prof. 〇〇とする。それ以外の場合、基本的にはDr. 〇〇で良いのだけれど、イギリス・アイルランドのassociate professorはProf. のようである。
2.次に、用件と(ポスドクにアプライします)自分の紹介(所属とポジション)を書く。オープンなポジションにアプライする場合は、単に”I am writing to apply for …”で良い。空きがあるのか無いのか不明な場合には、”I am writing to inquire about the possibility of a post-doctoral position in your laboratory. ”と書けばよい。
3.その次に、自分の研究について書く。学位論文のタイトルのような、大きな研究テーマをやっていて、自分はこういう研究を、こういう手法でして、こういう結論を得ました、というのを、手短に、論文のアブストよりも更に短く書くのがよいだろうと思われる(相手も暇ではない。論文見てね、と言われると、更に時間が無い。論文を添付するのは問題ないとは思うが、読んでくれることを期待しないほうが良い)。漠然としすぎるのは無し。学位取得直前の研究者の場合、1パラグラフ、研究生活が長くなると数パラグラフになるだろうが、オシの研究を2−3パラグラフというのが普通だろう。その仕事が論文になっているのなら、論文誌名と発行年を添える。
4.その後、自分の将来のビジョンのようなものと、それが相手の研究とがどう重なり(曖昧でもそれが想像できるのが大事だろうと思う)、自分がどう貢献できるか、というのを手短に述べる。何か相手のラボで使っている手法を身に着けたいと主張するのは良いが、ただただ、何かが出来るようになりたいです、というのはあまり良くない。
5.”(どうも読んでくれてありがとう、)返事をお待ちしてしています。”で結ぶ。読んでありがとう部分は、外国人に添削してもらうと削除されることが多い(書いても悪くは無いと思うのだけれど)。最後は、Yours sincerely, とか、Kind regards,とか、ちょっと丁寧に。

検索すればカバーレターの例文みたいのは出て来るが、やたら大仰に書いてあるカバーレターはちょっと胡散臭すぎるし、少なすぎるのも(そういう例文はあまりないと思うが)相手に伝わらない。それから、ある程度まではコピペでいいのだけれど、やはりどこかで自分と相手との共通の興味を想起させるのが大事だと思う。

コメント

  1. エボラーさん、お久しぶりです。

    去年の4月ごろに SDJBF を御紹介していただきました shou です。覚えていますでしょうか?引き続き、ブログを拝見させていただいております。

    イギリスの方に行かれてしまったのですね。私の方は、今年の春先ぐらいから、ちょくちょくサンディエゴに行く機会が増えそうで、入れ違いになってしまい、残念です。一応、連絡を入れておこうと思いまして、コメントさせていただいた次第です。

    今後も、ブログ、応援しております。

    shou

    返信削除
  2. shouさま
    お久しぶりです。コメントありがとうございます。

    そうですか、サンディエゴに行く機会ができたんですね。お会い出来ないのが残念です。とどまれた方が良かったのかもしれませんが、アメリカ、特にサンディエゴに留まるのはなかなか難しい状況でしたので、仕方ないですね。

    サンディエゴの話題ではなくなってしまいましたが、引き続き読んで頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

    返信削除

コメントを投稿