面倒くさい人


先日のお別れ会二次会の際、S山さんが、"聞いても無いのにワインのことを語りだすワイン好きって面倒くさくないですか?"という話していた。私はワインは好きだが、幸い聞いてもないのに語り出すほどの知識は持っていないので、必要がなければ話さないような気がするが、危ないところである。気をつけよう。S山さんによれば、世間の男性たちは、モテるためにワインの勉強をしたりするらしい。モテるのかな?ワイン好きというよりも、ワイン好きを取り巻く大人の事情がモテを保証するのではと思うが、それは別の話。

ワインの本を少し読んだことがあるが、正直奥が深すぎて金と時間とセンスがいくらあっても足りないので、まあ、そこそこの、自動的にワインを語りだしたりしない程度の知識があれば良いか、というところに落ち着いている。品種だ、土地だ、ブレンドだ、年だ、と組み合わせを考えると限りがなく、果ては料理とのマリアージュだみたいなことになる。そんなもの覚えてもいられないし、高級なワインを飲むような金もない。知識がなければないで、自分の飲みたいものを探索するのが困難になるし、今の研究室では、なんとなくワイン通の方も多く、ある程度の知識があると役に立つこともあるのだが。

だが、まあ、しかし、何の知識も無いわけでもない私であるので、ワインは(日本酒もだが)なんとなくちゃんとしたお店で買いたいな、とか思うわけである。ワインセラーがあったりだとか、ワイン用の保冷庫を持っている人がいたりする事でわかるように、ワインは保存状態によって大きく味を損なうというのが通説である。自分で実験をしたことは無いが、多分そうなのだろう。なので、個人的にはセラー的な空間(気温が低く、やや湿度があるような)でワインを売ってくれたりするとかなりテンションが上がるだろうし、そうでなくても、少なくとも暖房は効いてないところで売っていて、数も捌けているだろうところで買いたいと思っていたりする。

金曜日、ケンブリッジにもそんなワインのお店は無いかと、帰宅途中に寄ることの出来るワイン専門店に立ち寄ってみた。どうも、この店、ワインを売るだけではなく、ワインバーもやっているようである。外から見ると棚にはたくさんのワインが並べられ、その横で金曜の夜を楽しむ恋人たちが、ワインを片手に語り合っている。淡い期待を胸に中に入ってみると・・・・暖かい。よく効いた暖房と、空間に充満する金曜の夜を楽しむ人々の熱気。ああ、暖かい。
無いな。
私はすかさず踵を返し店を後にした。
面倒くさい。面倒くさいのであるけれど、少なからず肝臓に負担をかける以上、多少の負担をお財布にかける以上、出来得る範囲で美味しいお酒を飲む。これが私のポリシーなのである。まあ、たまにスーパーで買ってしまってがっかりしたりもするのだけれど・・・。

面倒くさい、面倒くさいんだけど、それでも自転車を飛ばして、ポーランド人の教えてくれたワインショップに行ってみることにする。

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