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研究生活:概ね実験の下準備

タンパクの構造の仕事をして久しいけれど、このお仕事、殆どの時間を実験の”下準備”に費やすことになります。下準備とは、つまり、”新しい発見は何もない”ということ。構造が解けてしまえば新しい発見があるわけだけれど、そこにたどり着くには、サンプルの準備が致命的に重要で、そのサンプルの準備に多くの時間を費やしているのです。毎日、新しい発見は何もありませんでした、というのを続けていると自覚してしまうと、なかなかマゾな分野である、ということになるようなきがする。 大した発見では無くても、これをかけたらどうなった、ここに変異をいれたらどうなった、みたいな実験をしている人たちは、日々(とまでいわないまでも、比較的短い期間で)小さな発見があるのだろうけれど、我々は、なんにも見つかりませんでした、が長い分野だと言えるのではないだろうかと思う。 それでも何か”前進”のような手応えがあれば良いのだけれど、匍匐前進もしてないような状態になってくると、なかなか気が滅入るものでございます。 とは言え、手を変え品を変えうまくいくように考えていくしか無いのだけれど・・・ね。
最近、タンパク構造の分野では電顕が大流行であるのですが、それも、”なんかデータが有る”ほうが良いじゃん、という人が多いからなんだろうと推測します。まぁ、技術が進歩し、今まで見えなかったものが見えるようになり、でかい構造を解いて派手なデータが出せるというのも魅力なのだろうとは思うけれど、どんなに高分解能のクライオ電顕を使っても、ゴミはゴミ、という現実がある中で、大きく結晶と違うのは、論文にならなくても姿形が見える安心感、位なんじゃないだろうか?でも、結局、それは意味ないのだろうけど。
何はともあれ、なんか意味のあるものを観ることが出来るように頑張ります。

イギリス生活:早食い

連休明け、通常モードの研究所。 先週培養した大腸菌たちを潰してタンパク精製。何だかんだとやっていたら昼食の時間に食い込んでしまい、他の人達があらかた食べ終わったところで合流する羽目になりました。同じく遅くなった同僚がいたので、その人と食べればいいかと思っていたのだけれど、その方は普通に食べ終わった人たちの集団の中へ・・・。この行動、よくあるのだけれど私には理解できない。食べ終わった人たちを待たせるっていうのも気がとがめるし、またせてるから早く食べなきゃ、と、かきこむのもまた辛い。都合の良いことに、満席であったので、スルーして一人でゆっくり食べるか、と行きかけたら、別の同僚が”私、終わったから”と、声をかけてくれる。そう言われては仕方がないので、食後の会話を楽しむテーブルに座って、最速で食べることとなった。どうぞお先に言ってくださいね、といったところで、集団の真ん中に座られたら相手もなかなか置いて行きづらいわけで、せっかくまあまあ美味しいごはんだったのに、ただただ早食いに専念することになってしまった。デブはカレーを飲むというけれど、そんな感じの食事でした。

イギリス生活:3連休1日目の土曜日、初めてのトリニティ・カレッジ・ケンブリッジ

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3連休のイギリス。土曜日は一日休みで、家族で買い物&観光のためにシティセンターへ。ケンブリッジ大のスタッフは無料で入れるという噂を聞いてボタニックガーデンに言ってみたのですが、ケンブリッジ大学の学生は無料だけど、スタッフは駄目、ということで、そんなに長居をするつもりも無かったので一人5ポンドは高いなあ・・・ということで取り敢えず断念。今度はがっつり見学するつもりでチャレンジしたいと思います。
その後、ご飯を食べ前から入りたいと思っていたケンブリッジ大学トリニティ・カレッジへ(トリニティ・カレッジつながりなんで)。こちらはスタッフはフリーなのだけれど、パンフレットはもらえない。一般の料金はお一人3ポンド。 ケンブリッジで一番お金をもっているという噂のトリニティ・カレッジ。アイザック・ニュートンもここで学んだらしい。32人もノーベル賞学者をだしているらしい。
立派な庭。  立派なチャペル。
ニュートン。
ニュートンとうちの子供。
フランシス・ベーコン。
チャペルの内部。
といった感じなのだが、3ポンド払って見られるのはこれくらいみたい(私たちは払ってないけど)。3ポンドと考えれば妥当なのかも知れないけど、奥もみてみたいような。トリニティ・カレッジの知り合いはいないから難しいか。

イギリス生活:3連休前の金曜日

知らなかったのですが、月曜日はバンクホリデーらしくイギリスは3連休のようです。 研究所の自転車置き場にはなんだか自転車が少なく、なんかおかしいなあ、と思ったのですが、storeは閉まっており、カフェも終日休業。長い連休に有給を重ねて何処かにお出かけということなのでしょう。しかし、カフェもstoreも何の連絡もなく休んでいる気がするのだけれど、それで良いのだろうか?研究所のオフィシャルなホリデーだったりするのかもしれないですが(我々は大学所属なので、LMBのホリデーは把握していない)。
そんな感じでしたが、university wingと言われる大学の研究所の人々が集まってBBQをするということで、私も参加しました。どんな感じなのだろうと思っていたのですが、ハンバーガーとソーセージという感じ。天気もサンディエゴ並に良かったし、BBQ日和だったような気がしますが、やや日差しが強すぎたかな、と言った感じ。

研究生活:精製の結果

多めに培養してタンパクを精製してみましたが、結果はイマイチでした。取れてないわけではないので一応出来ることはして次に繋げるのですが、著しくモチベーションが下がるのは否めないですね。 前回と何が違うかと言われると・・・前回はトランスフォームからやったが、今回はグリセロールストックからということくらいでしょうか?基本的にはグリセロールストックからで大丈夫だと思っていたのだけれど、駄目な場合もやはりあるので、一部”毎回トランスフォーム派”がいるのかなと思う(面倒だけど)。
それが判明したが水曜日なので、水曜日プレカルチャー、木曜日カルチャーでも土曜日にかからない予定になるから丁度いい。早速培地をキッチンに注文(午後2時までに注文しないと、翌日までに届けてくれない)。しかしまあ、小回りが効かないという不便さはあるものの(思いついた時に培地を作る、みたいな事ができないので)、あっちのオートクレーブが壊れた、あっちのオートクレーブは使用中、みたいな、欧米の研究所にありがちな無駄がないのは良いシステムだと思う。しかし、何でオートクレーブはあんなに度々壊れるのだろう。
培養を始めようとすると、同じラボの連中が同時にインキュベーターを使用する予定があり、ちょっとだけ調整が必要でした。理由はわからないけれど、にわかに皆さんアクティブになっているので大変だったりします。
昼に結晶化システムのセミナーがあったので一応参加。特に目新しいことはなかったように思うのですが、スクリーニング用の結晶化条件が2000条件って・・・多すぎやしないか?しかも後から聞いた話では観察装置は無いらしい・・・仕込んだ後が大変じゃねえ?まあ、でも、これから結晶化関連の備品の充実が図られることはないだろうなあ。

イギリス生活:ハプニング

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前々から気になっていたのですが、時々「クワイ河マーチ」を鳴らしながら近所にやってくるフードトラックがあります。これの正体がついに判明。それは・・・ 
 フィッシュアンドチップス屋。 流石イギリス。豆腐屋感覚(又はラーメンの屋台の感覚?)でフィッシュアンドチップスがやってくる。
そんなことが判明したその日、自宅のcookerが壊れた。電気式の調理器なのだけれど、ボタンを押してもウンともスンとも言わない。取り敢えず大家に連絡を取って(というか、すぐとなりなので外から呼びかけたのだが)来てもらったものの、原因不明。仕方がないので、大家の知り合いという電装屋さんに来てもらうことになりました。
使えないことが判明したのが夕方のことであったので、その日の晩御飯をどうしようかということになったのですが、近所にあるのはインド料理屋のみ(半径1キロくらいは”ど田舎”なので、あるだけすごいのだけれど)。殆どそのインド料理屋のカレーで手を打とうというところに落ち着いたところで、遠くの方から「クワイ河マーチ」が聞こえてきました。トラックが見つかるかどうか不明だったけれど、見つかったらフィッシュアンドチップス、見つからなかったらカレーということで外に出て、勘にまかせて進むと、直ぐにフィッシュアンドチップス屋がいました。前に一組お客がいて、丁度いいタイミングでたどり着くことができました。
オジサンに了解をとって写真をとって、フィッシュアンドチップスを購入。

その後、大家がやってきて、おすそ分けでラタトゥイユみたいな味のする、野菜にトマトソースをかけてオーブンで焼いた料理を持ってきてくれました。なんでも、大家のところはレストランをやっていて、それのための料理の一部なのだとか。どうもありがとうございます。 
ということで、うちの大家のやっているレストラン、Bridgesを紹介。 我々も近日中にお邪魔しようと思っていますが、頂いた料理も美味しかったので、期待が持てそうです。朝から夕方までの営業のようです。

最近の仕事

なんだか最近生活の話ばかりになっていますが、仕事もボチボチと始めています。一時帰国で中断されたので、色々と準備に時間がかかってプログレスが無いのが辛いところです。
帰ってきて、まずはcodon optimizeされたDNAを注文しました(ヒトのタンパクを発現させようとしても、大腸菌のコドンとヒトのコドンでは使用頻度が違うので、コドンの使い方が原因で発現しないことがあるので、それを修正してDNAを合成してくれるサービス)。かなりでかいタンパクですが、それでも1000ドル強とかで合成できてしまうのはすごい(今回注文した会社は割引期間中で、20%オフ。と、言っても、やっぱりある程度お金がないと使えないですよね。)一応大腸菌と昆虫細胞両方のコドンにオプティマイズされるという設定で注文しました。コドンオプティマイズだけでうまくいっている例も見かけるので、すんなりと行けばいいのですが、できてくるのを待つ間にコンストラクトをもう少し検討するつもり。codon optimizeの見積もりをとるとレポートが送られてくるのだけれど、それだけみたら発現しないでしょ?みたいに見える。実際のところどの程度効果があるんだろう?もちろん、コドンだけの問題ではないのだけれど。
codon optimizeのDNAを待つ間、少ないとは言え発現するタンパクに関して発現精製。今回はもう1ステップ加えてキレイに精製できてこないかな?というところです。
別のプロジェクトに関しては、別の昆虫細胞が良いのでは?ということで、そちらの細胞の培養をはじめました。昆虫細胞自体に慣れてないのだけれど、何だかんだ言って大腸菌では難しいと言うものも多いし、昆虫細胞の発現系は一般化しているのでなれておきたいところ(しかし、細胞の種類だの培地の種類だの色々とあるものですね。考えてみれば大腸菌でも同じなのだけれど、なれてないと、何でも面倒に感じて手が動かなくなる)。上のタンパクたちに関しても、いずれは昆虫細胞の系に移行するかもしれないし。昆虫細胞&共発現の系も検討していく予定です。

日本語放送を契約

アメリカでもケーブルテレビ局を通して日本語チャンネル(テレビジャパン)と契約していましたが、イギリスでも同じような放送局と契約することにしました。その名もJSTV。 この会社の場合、ケーブルテレビとは契約せず、ネット経由で視聴するという方法もあり、比較的簡単に見ることができます。テレビで見るにはSTBというものを別途手に入れる必要がありますが、年間契約をするとプレゼントしてもらえるらしいです。料金は30ポンドと割高なのですが、アメリカではケーブルテレビに結構な支払いをしていたので、こちらのほうがまだマシなのかもしれないと思っています。 当初は日本語放送なんて無くて良いと思っていたのだけれど、イギリスに何年いることになるかわからないし、子供の言葉の問題を考えると、日本語放送があった方が良いのかなあ、とか思ったりして。 こちらに長く住んでいて、お子様がいらっしゃる方の話を聞いていると、やはりバイリンガルとして育つのはなかなか困難なようで(ケンブリッジにはアメリカの大都市のように補習校なんてないみたいですし)、我々もどうしたもんだろうね?と思っているところです。まあ、仮に英語環境で長く住むことになれば、そこの教育システムで育ち、友達が出来ることになるわけで、それで英語はそれなりに身についていくものだろうと思うのですが、日本語の方は、何かそれなりのモチベーションが無いとそれなりのレベルになるのは難しいのかな?と思っているのですが、実際にお子様を育てていらっしゃる方はどう思われるでしょうか?親との会話はもちろん日本語ですが、親と話すためだけだと言語習得のモチベーションとしては弱いのかな、と、世間を見渡してみて思ってしまったり。で、結局、モチベーションの一つ手して、日本のコンテンツ(テレビ)にも頼ってみようと思っているわけなのですが。

イギリス生活:相方のスマホ

私が来たときには、日本とかアメリカの携帯を持っているというわけでもなかったので、比較的緊急に携帯が必要で、かと言ってイギリスの口座を持っているわけでも無かったので、安いスマホを買って、pay as you go(日本でいうところのプリペイド)のsimを買って生活しています。 私のはアンドロイドのスマホで、生活する分には不便はないので、最初は、相方のも同じもので、と思ってthreeの店に行って同じスマホを買おうと思っていたのですが、この時は、なんとクレジットカードが通らないというハプニング。それ以外のカードは家に置いていっていて、キャッシュカードの暗証番号は忘れ、現金もスマホを購入できるほどには持っておらず、ということで、取り敢えず諦めたのがファーストトライ。 これはこのスマホは買うなとのご託宣であるというような話で、少し考え直し、アプリなんかの種類を見ていると、iphoneを持っている人がいたほうが便利なのかな?と思うことも時々あるので、相方のスマホはiphone SEにすることにしました。SEは画面が小さいのがちょっとあれなんでしょうが、iphone 7はちょっと高すぎるし、値段もそうですが、標準的なスマホの大きさが本当に必要かという疑問もありますし。SEの世間での評判は概ね良いというのもありますしね。 本体を買ってしまうとそれもちょっと高いので、月極の契約をすることにして、分割払いにしようとしたのですが、そこでもまた問題が。身分証としてレジデンシャルカードを提示したところ、これは身分証明には使えないとのこと・・・。運転免許証かパスポートはないかとおっしゃる。残念ながらイギリスの運転免許証は持ってないし、パスポートは携帯していませんでした。ということでセカンドトライも敢えなく退散。 ここではiphoneを買うなというご託宣であるという話にはならず(運命の出会いはいつも恣意的に解釈されますね)、もう一度チェレンジ。ネットで注文できたら楽でいいのですが、ネットで注文する場合にはイギリスでのクレジットヒストリーが3年分以上必要らしく、それがない場合は店舗か電話で、ということでした。電話もちょっと不安ですし、まあ、しかたなくセンターの店舗に出直すこととなりました。 ということで、改めてthreeのお店へ。この時の店員さんはまずはIDのスキャンから、ということ…

イギリス生活:初めてネットスーパーを利用、Ocado

家族と合流してから初めてスーパーマーケットに買い物にでかけて、(その前から難しいだろうなとは思っていたけれど)やはり自転車生活で3人分の食材を買いに行くのは難しいと感じた私。早速、ネットスーパーを利用することにしました。
イギリスでは結構色んなスーパーがネット事業に取り組んでいて、普及率は世界一だというはなしです。以前どこかの新聞がアンケートを取っていたのですが、そのなかでもocadoというネット専業のスーパーが満足度が高いということでした。ということで、(私にしては珍しく)ここは素直にocadoを利用することにしました。街をぷらぷらしていても、ocadoと書いてあるトラックは非常によくみかけるので、以前から気になっていたというのもありました。
日本ではそんなに普及しているとは思えませんが、イギリスでは何でそんなにネットスーパーが流行るのかと考えると・・・アメリカとか日本ほどある程度の規模のスーパーが家の近所に無い、とか、何だかんだ言って車がないと買い物が大変、とか、買い物に行く時間がない、とか、なのではないだろうかと推察します。
さて、ocadoの利用方法ですが、アカウントを作って、商品を選び、配送時間を指定し(翌日の配送が可能、夜間も配送してくれる)、クレジットカードで支払い、という流れ。ただし、ocadoの場合は、40ポンド以上の買い物をしないと購入できません。最低購入額などの基準はそれぞれのネットスーパー毎に違うようです。ちなみに、ocadoの場合、初回80ポンド以上の購入で20ポンドバックという特典があるので、いろんなものを買って基準額以上を購入しました。
配送日、SMSで連絡があり、幾つかの商品は欠品であるという連絡が届きました。商品を選ぶ時点でout of stockという商品もあり、それらを購入することはできないのですが、それでも尚当日になって欠品が発覚するということもあるようです。しかも、数点無かったんですよね・・・・。ちょっと困りますが、まあ、仕方がない。
配送は少し遅れて到着しましたが、遅れますよ、という連絡もくれて、お兄ちゃんも感じのいい人で、取り敢えず好印象でした。冷凍品(アイス)も購入しましたが、問題なく届けられ、すごいもんですな、と思った次第です。水だの牛乳だの結構重いものも頼めるわけで、これは有り難い。スーパーをブラブラ…

イギリス生活:residential cardを取りに行く

無事に家族3人でイギリスに入国できましたが、休むこと無く生活のセットアップが始まりました。
ケンブリッジについた翌日、当初は研究室に出ようかと思っていたのだけれど、生活のセットアップとか色々あるので、もう一日休みを貰うことにしました。到着当日は冬のように寒くてびっくりしたのですが、この日は天気も良くて過ごしやすい気候。
まずは、レジデンシャルカードを郵便局に取りに行ってきました。私がもらったときにはかなり待たされたので(結局2時間位かかった)それを覚悟していったのだけれど、待ち時間は10分程度、カードも直ぐにもらえてしまい拍子抜けでした。その後、オムツなどの買い物を済ませて、GPの登録へ。私自信もまだGPに登録していなかったのですが、近所で評判の良いGPに行って登録したい旨を伝えると、登録のためのフォームをくれ、それに書き込んで提出して終了。カードは2週間程度で家に届けられるらしい。
その後、買い物のために近くのtescoへ。やはり自転車生活に身で3人分の買い物を日常的に行うことは難しいと実感し、ネットスーパー利用を誓うのでした。車を購入するっていうのも手かもしれないけど、もう少し経済的に落ち着かないと難しいな・・・

一時帰国8:飛行機&入国

何とか無事に羽田で合流し、チェックイン。今回も結構な量の荷物になりました(スーツケース3、ストローラー、カーシートとボストンバッグ1を預入)。今回も飛行機はアメリカからの帰国時と同様JALで、バシネット席をお願いしました。羽田の国際線ターミナルは小さいので、搭乗ゲートまでの距離が短いのが有り難い。
機材はサンディエゴのときとは違い777-300でちょっと古いのですが、JALのCAさんたちは(サンディエゴの時もそうでしたが)驚くほど感じが良く、快適に過ごさせてもらいました。
息子は、離着陸時には眠っていて、フライト中もそれほど大泣きすることはありませんでした。まあ、ぐずっているときには抱っこしてウロウロしなければいけませんでしたが。一度、飲み物を配るカートが出ていて私が自席に戻れない時に大泣きされて往生しましたが、大泣きしたのはそれくらいでしょうか。
今回、私が帰国したのは、生後8ヶ月の赤ちゃんとのフライトは過酷である、という評判によるところが大きかったのですが、結果的には、親2人がいれば思ったほど大変じゃないかな、という感じでした。まあ、個人差が大きいと思うのでなんとも言えないですが。

入国時、前回は結構待たされたので、また随分と待たされるんだろうなあ、と思っていたのですが、夕方の到着で職員の数が多いせいか(前回は夜中の到着だった)、結構スムーズに進んだ上に、途中で職員の方が先に通してくれたので思いの外早く入国を済ませることができました。問題があったのは私の英語聞き取り能力と、私のビザに付帯しているはずの指紋だけで(何度やっても指紋がおかしいと)、それ以外は特に問題なく入国できました。
その後、荷物を取り、予約してあったタクシーの運転手を見つけてケンブリッジへ。到着したイギリスは冬のように寒くて驚きましたが、まあ、無事に自宅に到着することができました。 というわけで、長かった一時帰国編を終わりたいと思います。

一時帰国7:郵便局は神様です

5月8日の時点で、郵便局の方のご厚意により、なんとか飛行機に間に合う時間帯にビザを受け取ることが出来る公算が強くなりました。で、プランを練り直しました。
状況を確認すると、飛行機は羽田から5月9日、11時20分に出発。 7時くらいに郵便局でビザを受け取ることが出来る予定。
なので、我々のプランは・・・ カーシートだのストローラーだの色々荷物があり、通勤ラッシュの時間帯でもあるので、相方と子供は義母に同伴してもらいバスで先に羽田に。バス停までは義父の車で送ってもらう。(お義母さんもお義父さんもありがとうございました)。 私は、お義兄さんにお願いして車で郵便局へ行き、ビザを受取、そのあと電車で羽田へ移動(お義兄さんもご協力ありがとうございました)。順調に行けば9時半ころには羽田に到着できるはず。 となりました。
さて、当日の朝、まずは相方と子供に先発してもらい、私は郵便局へ。
言われていた通り搬入口の方にまわり、遠くから手を振って仕分け作業中の郵便局員の方に出てきてもらいました。お忙しいところ申し訳ありませんでした。 事情を話すと、前日の申し送りも功を奏し、仕分けが終わった時点で我々の荷物を確認してくれました。と、ここで問題発生。荷物が届いてない・・・・とのお言葉。 え???? 頭のなかで、半分、”終わったな・・・”と思いながらもう少し食い下がりました。
局員の方曰く、そのような郵便は届いていないので、もしかしたら次の便で来るかも。だとすると、到着は午後2時位になるとのこと。それでは飛行機に余裕で間に合わない。じゃあ、どこかの郵便局に行って受け取ることはできないか?という話をしてみるが、どちらにしても時間的に厳しい。
自分は午前4時過ぎに荷物のトラッキングをして、その時点で”午前5時発送”の文言を確認していて、それはつまり朝の便で発送される予定だということなのではないかと尋ねる。”まあ、そうかもしれないけど・・・”という感じ。トラッキングコードは?と言われたのだが、ブラウザの履歴で確認していたため、コードをメモしてない(やっぱり何だかんだ言ってメモが重要です)・・・しかし、確認したパソコンの画面を開いたままにしてあり、それを実際に見せてみると・・・・ 「あ、このコードはレターパックじゃなくて書留ですね」 とのお言葉。 そう、我々は(多…

イギリス生活:一日中雨のケンブリッジ

イギリスは雨が多いとは言え、一日中雨ということは珍しいのだけれど、今日は一日中雨。しかも結構激しく振っていました。 時差ボケからもだいぶ回復し、早朝に出かけようかと思ったのですが、あまりの雨にグズグズと時間を費やすことになりました。とは言え、出かけないわけにはいかないので、雨が弱くなるのを待って、レインコートを着、着替えのズボンを持ち(雨用のズボンは持ってない)、カバンにはゴミ袋をかぶせて(初めてかぶせてみたが、ジャストフィットでびっくりした)出発。その時間帯はかなり雨脚が弱まっていていい感じだったのですが、雨で地面は濡れており、車道から歩道に自転車で乗り上げようとしたところで段差でタイヤがスリップし、見事に転倒してしまいました。歩道側に転んだし、転び方も穏やかで、後続の自転車も無かったので被害は最小限にとどまりましたが、車道でコケてたりしたら危ないところでした。雨の自転車、みなさんもお気をつけください(私も気をつけます)。
そんな日に限ってラボ以外の場所に用事があり、仕方なくセンター付近の大学の施設へ。昼過ぎからの予定でしたが、やはり雨が降っているのでバスを利用。研究所付近からUバスというバスが出ており、これは大学関係者は片道1ポンドで利用できるのでお得。初めてのguided bus laneを利用したバスでしたが、やっぱり速い。運転手の様子をみていたら、レーンの上を走っている時はハンドルから手を離しているようで、一体どうやって制御されているのか??
参加したのは大学主催のポスドク向けインダクショントークなのだけれど、もう働きはじめて半年が経とうとしているのに、今更、という感じはありました。しかし、メールにmandatoryとあるので、参加しないわけにもいかないかな・・・と。キャリアサービスなど、利用できるところ利用しようという気になりました。参加者に日本人は一人もいないようでした。
帰宅時もやはり雨。おもらししちゃいましたくらいの勢いでズボンを濡らして帰宅しました。明日は曇りの予報。しかし、金曜日はまた雨。嫌な天気が続きます。

一時帰国6:郵便局で原則外の措置を取り付ける

8割方諦めていた家族と一緒の渡英でしたが、最後の希望は 5月8日、月曜日にビザが投函され、それが順調に茨城の妻の実家のある某市の郵便局に9日の早朝に到着し、心優しい郵便局員の方の原則外の措置によって、時間外にビザを受取、何とか飛行機の時間に滑り込むというものでした。

トラッキングナンバーは妻が控えていたので、月曜日にチェック。昼を過ぎても投函される様子はない。 昼過ぎにビザセンターから受け取りのメールが届く。自分のケースを確認してみると、ビザセンターからのメールが来た翌日にはビザが自宅に届いている(自分のブログで確認。ログをとっておくのは大事です)。トラッキングナンバーを再度確認すると東京の郵便局で荷物を受け取ったという履歴が出る。取り敢えず送付はされた。ということは、次にすべきことは郵便局に赴き、心優しい郵便局員を見つけて、何とか時間外の受取を実現すること。できるだけ大人数で行って、大事感を演出したほうが良いなどと言いながら義母同伴で郵便局へ向かう。
まずは私が郵便の窓口のオバサマに尋ねてみるが、通り一遍の答えしか得られず、しかも現在東京で受領されている荷物がいつ到着になるかもわからないという返答(物流に関わっている人は把握しているのだろうが、窓口にいる人は知らないのだろう)。この方は融通がきかない感じなので早々に諦める。 義母、妻、息子(口はきかないが)の交渉相手は金融の方の窓口の方。この方は裏方で働いている方を連れてきてくれて、親身になって相談してくれる。義母の交渉力と、郵便局員さんのキャラクターに依るものと思われる。 裏方の方の話によれば、月曜午後に東京で受け取られた荷物は、夜間に輸送され、早朝6時半に到着するということでした。
で、裏方の方にお願いして、何とか7時くらいに荷物を受け取るようにできないかとお願いしました。すると、朝の担当の方に申し送りしてくれるとのこと。窓口を開けるというわけには当然いかないので、搬入口の方から回って受け取れるということでした。光が見えてきた。 *かつては物流の方が担当して24時間窓口を開けている郵便局も多かったようですが、最近は少なくなっている模様です。お願いした郵便局も、19時から20時までと、8時から9時までが時間外として設定されていました。
郵便物が届いても、ビザが受理されていなければ話にならないのだけ…

一時帰国5:ほぼ諦めた渡英

5月4日にビザが届かなかった時点で、3人での渡英は8割方諦めていました。その場合、一体どうしたものかというのを考えたのですが、 1.航空会社に連絡して、なんとかフライトを変更してもらう 2.(幸い?)妻が体調を崩していたので、それを理由に旅程を遅らせる(赤ちゃん連れの旅行なので、一応保険に入っていた) 3.どうしようもないのでチケットを買い直す という可能性が考えられました。
とりあえず某日本の航空会社に電話してみましたが、チケットは旅行会社から買っており、それらのチケットに関しては航空会社としてはどうすることもできないのでチケットを買った会社に連絡してくれとのことでした。そうですよね。格安航空券でも諦めるな、というはなしを見たのでやってみたのですが、無駄足でした。変更不可のチケットを買っているので、旅行会社に連絡してみたところで無駄と判断して、この線は諦めました。
次に、妻が診てもらった医者にお願いして、診断書を書いてもらえるか尋ねてみたところ、快諾。英文での診断書は数日要するということでしたが、フライトには間に合う。ということで、一応妻と息子の航空券代が無駄になるということはなくなったかも?ということになりました。実際に診断書を頂いたのですが、これが思いの外しっかりとした診断書で、何と有り難いことかと思ったわけであります。つくば市の某医院でしたが、先生の対応も非常に良かったらしく、なんとも素晴らしい。どうもありがとうございました。
とは言え、妻は体調が良いわけでもないけれど、飛行機に乗るのが不可能な程でも無いし、キャンセルした結果一人で息子をイギリスに連れてくるとなると更に過酷なわけで、キャンセルは最終手段として考えることにしました。話はもう少し続きます。

一時帰国4:ビザが来ない

ビザの申請に東京のビザセンターに行ってもらったのは4月12日。前回、私が申請した時は1週間程度で届いたし、余裕でしょう?と思っていたのですが、考えてみればこの時期はイギリス的にはイースターホリデーのシーズンであり、日本的にはゴールデンウィーク。受け取り担当の日本側と、審査担当のイギリス側が入れ違いに休むことになり、ビザの審査に時間がかかるかも・・・・という気はしていました。 不安だったので、私がイギリスを離れる前、4月28日の時点で審査の状況を質問すると、審査は終了し、数日以内に発送予定とのこと。ああ、何とかなりそうかな・・・と思いながら帰国したのでした。
が・・・・
5月1日、5月2日、5月3日と指折り数えるように発送の連絡を待っても、いっこうにビザが送られてくる気配はありません。審査はマニラで行われ、発送は東京のビザセンターが担当するので、ビザセンターが休みに入ってしまうと、発送が行われることはもちろん無いわけです。ビザセンターのホリデースケジュールを確認すると、5月3日まで営業して、5月4日、5日は休日とのこと。我々の出発は5月9日の午前。5月3日にメールが無かった時点で、ほぼ”終わった”という気分になりました。
ここでビザを無事に受け取って3人でイギリスに戻ることが出来る可能性として考えられるのは、 何かの間違いで休日にビザセンターから発送される 何かの間違いで届くのが遅れている(トラッキングナンバーを持っているので、そんなことはほぼありえない) 何かの間違いで投函当日に届けられる という殆どありえない可能性と、唯一現実的な可能性として、 5月8日、月曜日に投函され、それが順調に茨城の妻の実家のある某市の郵便局に9日の早朝に到着し、心優しい郵便局員の方の超法規的な措置によって、時間外にビザを受取、何とか飛行機の時間に滑り込むというものでした。 ここからまた長い話になるので、次回以降に持ち越します(つづく)。

一時帰国3:日本滞在中

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日本に無事到着し、羽田から妻の実家のある茨城県某市へ。到着時間が平日朝の7時過ぎということであったので、電車利用は避け、バスで羽田から途中の駅へ移動し、そこから電車を利用しました。
久々に息子に会ったわけだけれど、毎日スカイプで顔を見せているせいか抱っこしても泣かれることはなく、一安心。この日は美容室に行くなどして過ごしました。
到着の翌日、息子の顔を実家の祖父母、両親に見せるために愛知県へ。大型連休中とは言え平日であったので、特に渋滞に引っかかることもなく順調に到着。姉のところの姪っ子も来てくれて、色んな人に会わせることができました。皆さん喜んでくれたと思われます。
実家2日目。従兄弟が2月に産まれた子供を連れてやってきてくれました。うちの子供にも同世代の親戚がいるというのは良いことだろうと思われます。一応、イギリスからお土産兼お祝いに服と帽子を購入して行きました。ケンブリッジにも店舗があるPetit Bateauで購入。日本にも店舗はありますが、価格が大きく違うのでお得感があります。とは言え、やっぱりお出かけ用の洋服という価格かなとは思いますが。買っていった服は自分チョイスなので不安はあるのですが、気に入ってくれることを祈るのみです。
二晩宿泊して実家を後にしました。この日は休日でしたが、夕方からの渋滞は予測されていたものの、我々が移動していた時間帯はそれほどの混雑はなく、比較的順調に妻の実家に到着。途中、富士山を眺めることができました。  実は、このあたりから今回の一時帰国のクライマックスに向けて暗雲が垂れこめ始めておりました。(つづく)

一時帰国2:君の名は

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そろそろ時差ボケは治りつつあるかなというところですが、新たな生活のペースを掴むのにもう少し時間がかかりそうな今日このごろです。 一時期帰国の話の続き。 帰国便の中で映画をチェックしていると、そこには「君の名は」が。 これは観るしか無いでしょ?ということで、視聴。
感想は・・・ まあ、悪くは無いとは思いますけど・・・・ くらいでした。
10代20代の若者たちがこれを観て感動したり楽しんだりするのはわかんないこともないかもしれないけれど、私としては、なんだかなあ、という感じで。多分、私が10代の頃にこれを観たところで、???だったかなとも思います。そもそも何かメッセージみたいなものがあるわけでは無さそうだし、エンタメとしては面白いかも知れないけど、だから?って感じでした。
大体、美少女&イケメン高校生の二人の主人公という設定が既に感情移入できなくて、その他細かな設定に関しても色々と納得できず。うるっときたのは、道すがらに出会ったオジサンの一言、くらいでした。絵はキレイだったし、まあ、良いとは思うんだけど、そんなに騒ぐほど?
視聴後、何がそんなに受けるのかを必死で考えましたが、結局頭に浮かんだのは、 ”ただしイケメンに限る” という一言でした。
劇中に実家の近くの御津(みと)町の風景が出てくるという話を姉から聞いていたので注目していたのですが、確かに出てきました。そんなことが重要な、私にとっての「君の名は」。

一時帰国1:離英

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相変わらず酷い時差ボケに苦しんでおります。自分の時差ボケ+子供の時差ボケで余計に辛い。
日本への一時帰国、往路は驚くほど順調でした。今回はヒースローからのダイレクトフライト(ブリティッシュ・エアウェイズ)での帰国。フライトが11時40分の便だったので、朝5時5分のバスでケンブリッジを出ました。バス停まではタクシーを頼んでいたのですが、ホントにこんな時間にちゃんと来てくれるんかね?と不安に思っていたのだけれど、頼んでいる時間よりも早く来てしまい、違う意味で慌てることになりました。利用したのはA1 CABCOというタクシー会社。高速バスも特に問題なし。ただ、BA専用のターミナル(ターミナル5)と、他のターミナルのバス停が違っていて、終点であるターミナル5に行くまでの手前のバス停での待ち時間が長かったのがちょっと・・・という感じでした。バスはケンブリッジとヒースローの間を循環しているので、客を降ろすのと客を待つのをそれぞれのバス停でしている結果そうなるみたいです。あれだけ待つなら、最初のバス停で降りて、他の方法でターミナル5に移動したほうが早いかもしれない。
ターミナル5は、入り口の噴水からしてモダンでカッコ良い。どういうインターバルなのかは分からないですが、時間が来るとダンスを踊るようにいろいろなパターンで噴水が吹き出すみたいです。見ているとなかなか楽しい。
そして中に入ると、搭乗のシステムも最先端な感じで面食らいました。普通に荷物のチェックインをすることももちろん出来るのですが、事前にチェックインを済ませている場合、殆ど自動化された荷物のチェックインもあり、そこでは航空券のバーコードを読みこませると荷札がプリントアウトされ、それを自分で荷物に巻きつけて送り出すというシステム。
実際使ってみましたが、早い。早すぎて時間が余り過ぎました。ただまあ、普通のチェックインの方には行列ができているわけで、自動でやってくれと言われても難しい人たちも多いのでしょうね。もしも日本で始めたなら余計だろうと思われます(世代依存的だろうとは思うので、いずれはそうなっていくのでしょうが)。
ちなみに今回は、航空券のプリントアウトはせず、スマホ端末に表示させて読み取らせたのですが、(問題は無かったものの)なんだか終始ソワソワしながら移動していました。セキュリティーへのゲートは二次元バ…

一時帰国:帰ってきました

日本からケンブリッジに帰ってきました。まあ、なんだか色々ありましたが、ともかく無事に家族を連れて。細かな話は長くなるので追々書いていこうと思いますが、凄くヒヤヒヤしましたが、何とか(無理を言い、各方面の協力を仰いで)無事に帰国できました。ブログは随分サボってしまいましたが、またボチボチと書いていきますのお付き合いいただければ幸いです。今のところ、時差ボケで会話も文章もしどろもどろです。