ニュース:生物離れというニュース


日本で生物の系の研究の人気が低くなっている、というニュースをNHKがしていました。その原因を受験科目によると決めつけていたけれど(化学、物理の方が点数を取りやすいから)、関係ないんじゃない?と思う。寧ろ大学で生物をやるにしても物理、化学を取っておいたほうが良いような気がするし(と、物理を取ってなかった私は思うのだ)。

受験科目がどうであれ、生物系の学部に進む人は進むのだし、そこで博士課程に行くという人も高校の時に生物を取ってなかったから、という理由で進学することは無いだろう。じゃあ原因は?と言われたら、
日本の産業構造と、生物系の研究の未来の暗さ(他が明るいかどうかは知らない)
に尽きるんじゃないだろうか?

日本は何だかんだ言って工学系の産業が強い国だし、製薬とかだって基本的には化学メインだし、バイオベンチャーで頑張っているのは(あるのだろうけど)それほど多くは無いし、生物勉強したって潰しが効かないぜ、となって、目先が利く”賢い”若者は生物系には進まない、という単純な話。

アメリカとかの海外の先進国ではまた話が少し違う。バイオ系のスタートアップやらベンチャーやらがゴロゴロしているし、製薬系も規模がでかい。アカデミアのポジション争いは日本同様激しいけれど、インダストリーが受け皿になるから、取り敢えず生物系の大学院に進学という選択肢も、楽ではないにしろ現実味は感じられる。

結局日本では生物系の研究をしても潰しが効かない産業構造なのが問題で、生物を勉強する人を増やして、生物系の研究に人が流れるようにしたところで、どこぞの大学教授が喜ぶだけで日本の未来にも、若者の未来にも良くは無いんじゃないかと思ってしまう。

ポスドク一万人計画みたく、若者を騙して生物系増産計画を推進するのは、良くない。

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