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研究生活:プルダウン

今日は朝から雨と風であったのでバス通勤。通勤途中かなり激しく雨が降っていて、バスから降りた後雹みたいなものがコートに当たった。その時は一瞬だったのだけれど、他の人は雹に降られたとのこと。 
今日の実験はプロジェクト1とプロジェクト3のサンプルを使ってプルダウン(あるタンパク質を、それと相互作用しそうなタンパク質で釣り上げる実験)。以前に報告されてはいることだけれど、ダイレクトなインタラクションをin vitroで示した実験は無かった。取り敢えずプルダウンはうまくいき、プロジェクト1&プロジェクト3からのプロジェクト1.3(コンプレックスでの構造解析)という可能性がでてきそうだし、何より、少しずつ進歩している感じで良い。 他の人がやっているプロジェクトのサンプルも、プロジェクト3のサンプルとインタラクトすると言われていて、こちらもサンプルをもらったので再びプルダウンをしてみる予定。プロジェクト3は色んな所に登場するので、また別の人がやっているタンパクとの相互作用が言われていて、こちらに関してもプルダウンしてみる(こっちは翻訳後修飾がからむらしいので、相互作用したからといってその先があるのかは微妙。彼のストーリーには絡むのだろうけれど)。 今日プルダウンが上手く行ったので、プロジェクト1.3という可能性とは別に、他の相互作用のポジコン的な意味合いもあって、良かった良かったというところ。

帰りはいつもの時間のバスで、Nさんに出会う。日本の放射光の事情を聞いたり、電顕の事を聞いたり。勉強になります。放射光施設の縛りみたいなのは知らなかったけど、リモート測定ができないってなんとかしたほうが良いのではないかと思う。もう遅いのかもしれないが。放射光実験での”働き方改革”の一番簡単な方法な気がするんですけどね。たまに放射光詣でをするのも悪くはないけど。

研究生活:お手伝いした論文がアクセプトされていた

研究なんかしていると、論文を出すっていうのが、生存を世間に訴えるためだったり、承認欲求をみたすためだったりの手段の一つになっている人も多いのではないかと思う(ほんとか?)。
前のラボで、少しお手伝いをした論文がアクセプトされたようで(JBC)、2018年最初の生存証明書となりました。年に1回くらいは名前が何処かに載って、2年に1回くらいはファーストで論文が書けると良いですよね・・・と思いながらやっているけれど、現実はなかなか厳しい。ラボを移ると尚更なわけだけれど、前ラボの超優秀なポスドクR氏が言っていたように、年1報論文を書くつもりの気合が必要かも(そして数年に一回メジャーな雑誌にとか、気違いじみているが(いや、テクニシャンとかと一緒にやってるなら可能なんでしょうが、基本ワンオペなんで)・・そういう風にできている、らしい)。

さて、実験。プロジェクト1の精製の続き。なんだかイマイチの再現性。しかし、大体クロマトグラムの傾向は同じで、なんだか知らないがreducing gel上でもstableなダイマーをとっている臭い。coiled-coilを含む場合にそういうことはあるらしいけれど、そういうことなんだろうか?ともかく、これと相互作用するであろうとされているサンプルは既に精製済みなので、それを使ってプルダウンをしてみることにする。

研究生活:瞬発力が無い

月曜日、強風であるという予報だったが朝には強風予報が消えたとのことだったので自転車で出勤するも、やはり風は強かった・・・。でもまあしかし、スタート直後と最後のguided bus laneの区間は吹きさらしで辛いのだけれど、それ以外はそれほど問題なかった。
ボチボチと仕事を進めていると、相方からメール(電話はラボでは電波がないので)。家の窓が閉まらなくなって往生しているということで、portal(施設のメンテナンスを請け負っているセクション)へ電話。状況がよくわからんから追ってメールしろと言われたのだが、どうして閉まらないのかは誰にもわからないので(わからないから閉まらないんだと思うのだが)、人を送ってくれと頼んだ。4時までに来てくれるということであったが、予定よりも早く来てくれて助かった。昼頃激しく雨も降ったし。
そんなことであたふたしていたせいもあり、昼飯が遅くなってしまった。そもそも魅力的な食べ物があまりなく、サンドイッチで良いやと思っても殆ど売り切れ。仕方なくランチのプレートを取って会計を済ませるとフォークが無い・・・。レストランの人に聞くと、今洗ってるとのこと・・・。仕方がないのでスプーンをフォーク代わりとして食べることにした。 そんなやり取りの際、同じ状況に陥った人が、ビジターで来ていた日本の会社の方だったらしく、Nさんが来て面倒見ついでにチラッと紹介してくれた。が、私は引きこもりモードで食堂に行っていたので(ラボのメンバーで食事をとる時以外に食堂に行く際は、そういうことが殆ど)、ろくに挨拶もすることもなくすれ違うみたいな感じになってしまった。まあ、先方もこちらに用は無かっただろうから(N先生&Nさんに用があった様子)、変に絡むほうが空気読めない人だったような気がするが、なんかこう、そういうときの瞬発力の無さにいつもモヤモヤするのであった。
今週の実験はプロジェクト1のタンパク精製と、pull-down。プロジェクト3の活性測定。今日は主にタンパク精製。  家に帰ってみると、水が出ないとのこと。近所の人が、大本のポンプが故障したとのことで、復旧に数時間かかるということだった(結局夜9時過ぎに復旧)。夜でも直してくれた良かった。その他にも、自転車置き場に置いていた自転車が行方不明になったり、住居のエントランスの鍵が壊れているとか、なんだか色々と…

ニュース:ゴミみたいな記事

共同通信が、 山中氏、科学誌創刊に深く関与か というタイトルの馬鹿げた記事を書いていたのだけれど、非難轟々で流石にまずいと思ったのか、山中先生が給与を寄付に回すという記事に差し替えたらしい。 記事が消えてしまったので要約すると、捏造論文が載った雑誌の創刊に山中先生が関わっていたので、何か悪いことをしてるに違いない、という印象だけを伝える記事でありました。 どうせ消したなら、やめればいいのに、諦めきれないらしく ”問題の論文を掲載した米科学誌ステム・セル・リポーツは、山中氏が国際幹細胞学会の理事長を勤めていた2012年に、学会と出版社が提携する形で創刊を発表” という文言を残している。 別にどうでも良いことなのだけれど、”関与”までなら事実を伝えているだけなのだけれど、”関与か”と書かれると急激に悪巧み感が演出されるのですね。言葉とは面白いものです。 結局、 で??? という記事なのだけれど。その雑誌がどういう経緯で創刊されたのかはしらないけど、エディターに入ってたら黒みたいな話になったら、きりがないですよね。
蒼き清浄なる世界のために頑張っているマスコミの皆様には悪いのだけれど、ただでさえよろしくない環境で頑張ってるのに、ちょっと何かしたら(今回の場合、ただ研究所の所長で、投稿した雑誌のエディターだったというだけのことだけど)袋叩きみたいな事してると、ほんと優秀な人はだれも日本にはいなくなりそう。
科学は世界全体で共有するもので、日本発とか意味ない(だから山中先生は何処で研究されてもいいんじゃないですか?)、という建前もわからないことは無いけれど(そんなことを考えてマスコミの皆さんが叩いているわけでは無いとは思いますが)、何だかんだで求心力のあるところに人も金も集まるし、人と金が集まれば産業化する可能性も無いわけではないし、綺麗事ではない諸々の付属品があるのもまた事実であるような気がするんですよね。たまに捏造とかやらかしてしまう人も混じってしまうとしても・・・。 研究費の不正(個人流用はなし)で中国にラボを移している有名な先生もいたりして、マスコミのみなさんが、正義感風味で意味不明の、感情優先、話題性優先記事を書くことには害しか無いなあ、と。

イギリス生活:強風のケンブリッジ

今朝は笑っちゃうくらいの強風であったケンブリッジ。ということで、バスで通勤。日中には雨も降っていた。天候の影響か、それともそこかしこで行われている工事の影響なのか、バスは遅れに遅れ、9時3分発のバスが出発したのは9時15分とかそれくらい。後続のバスとほぼ同時に進行することとなった。途中、後続のバスのみホスピタルへ向かうというアナウンスがあり、前のバスに乗っていた私は後ろのバスに乗り換え、Nさんと遭遇。

仕事は昨日の続きで、精製したタンパクを濃縮してSDS-PAGE。バンドは予定通り(多分)3本見えており(タンパクのサイズが似ているので、gelだけではちょっと自信が持てない)、それがヘテロなコンプレックスだろうが、修飾有り無しのタンパクのコンプレックスであろうが、主に見たいものは見えるということであるので、取り敢えず深く考えるのは後にして(同じ方面のタンパク群を扱っていて、先に電顕のトレーニングを受けている学生さんにお願いして)negative stainのグリッドを準備(自分の順番が回ってきてからやりたいような気もするのだが、今回はボスの押しが強いので負けた)。なんか見えると良いのだけれど。

帰りももちろんバスなのだけれど、いつもの時間のバスは遅れに遅れ、5時58分予定のバスが来たのは6時20分くらい。いつも同じ時間になるNさんがいないなと思っていたら、今日は違うところでご飯を食べる日で、後から乗っていらしゃった。幸運ですね。

研究生活:捏造とか、(捏造じゃない)実験とか

久々に日本人ランチに参加したが、iPSの捏造の話題で持ちきりだった。この話では、山中先生には何の責任もないように思う。が、しかし、これは所長をやめるチャンスにはなるんじゃない?と思っていたが、やはり同じような事を考える人はいるようで、辞めてアメリカで研究が山中先生個人としては最もハッピーなんじゃないか?というような意見もみかけた。研究者個人の幸せという意味では、確かにそうであるような気がしてしまうのが日本のお寒い現状であるということは周知していただきたい(?)。前も書いたようなきがするけど、不安定だから捏造するというような話には同意しかねるけど。
ネットをチェックすると捏造をしたご本人が色々と調べられていて、ネット社会の恐ろしさを知る。悪いことしなければ良いのだろうけど、なんかやらかして、変なブログなんか書いていようものなら、調べられて晒されたりするんだろうなあ・・・。まあでも、やらかしてから調査が入り、検証実験やって、その後記者発表されるから、晒されることへの対策をする時間は十分にあるのだろう。ま、どちらにしても、それ以後生きにくくなりそうなので、捏造の費用対効果は非常に低いように思う(上手く行っても(薄給の職の)首がつながる程度のいみしかないだろうし)。 

さて、今日の実験はタンパク精製の続き。AKTAに列ができていて、何と4人(うち3人が同じカラムを使っていたので致し方ないが)も一台のAKTAに群がる事態。なんてアクティブなラボでしょう・・・たまたま重なっただけか?今回は昆虫細胞の発現系で、ウイルスの比率を(再び)変えたサンプル。今回のは、あまりに綺麗すぎて疑わしいくらいなのだが(捏造とかそういうことではなくて)、さてこれは福音なのだろうか?

イギリス生活:風車の弥七の意味するところ

週末のケンブリッジは概ね雨。日曜には雪がそれなりに降って、少しだけ積もったが、じきに雨になってすぐに溶けてしまった。ちょっと残念。今週はちょっと暖かいという予報。日本も雪やら凍結やらで大変そうですが、お気をつけください。
雨だの雪だの降っていると、子供を外で運動させることができず、出かけるのも億劫で、子供も親もストレスが溜まるような気がする。屋内の遊び場(play barnと言うらしい)が近くにあると良いのだけれど、調べた限りでは最も近くてもbar hillまで行かないと無さそうで、しかも土曜日に営業していないっていう・・・。

月曜日は早朝3時半ごろに変な夢を見て目が覚めた。風車の弥七(水戸黄門の忍者)が見つかって逃げようとするのだけれど、敵に見つかって首をへし折られ(水戸黄門ぽくないエグいやられ方だが)、弥七も寄る年波には勝てないか・・・とため息をもらしたら、(多分)変わり身の術だった(目が覚めてしまったので確認していない)、と言うような話。弥七の味方目線(黄門御一行のだれか)だったように思うのだけれど、誰だったのかわからない。この夢の示唆するところは何なんだろうか?年齢に負けるなよ、というところか?

夜中に一度起きると、極度の眠気に襲われる性質なので、月曜日の日中は眠かった。ということで、空いた時間は比較的眠くならないデータの解析を過ごすことにした。それ以外の時間はプロジェクト3のタンパク精製を再び。取り敢えずネガティブステインをするためのサンプル。ただ、自分はトレーニングの順番待ちなので、ラボのメンバーに手伝ってもらうことになる。

関係ないけれど、アメリカで予算が通らない影響で、pubmedのページにもそのような表示が。オバマ時代に予算が通らないで政府機関が動かなくなったことを思い出すが、(長引くとは思えないが)アメリカで生活していたら面倒なこともあるだろうな・・・。旅行時に国立公園がしまってたらどうしよう??とか、その程度の記憶しかないので、実際にはそんなに困らなかったんだろうと思うけど。

イギリス生活:パッとしない一週間

今日はそれなりに良い天気で、自転車通勤。なのだが、夜に冷え込んだようで道が凍結していたので、ちょっとビクビクしながら。
知り合いがフェイスブックでこんな記事を紹介していた。 Addenbrook’sからgreat shelfordの間のサイクルパスに、不良集団が現れて襲われるという事件が起こっているらしい。この自転車道の区間は、畑と線路に挟まれた何にもない道(記事の中にはバスウェイに逃げざるを得なかった、という経験談もあるのだが、それだとaddenbrook’sと駅の間(私の通勤経路内)じゃないのか?)。夜中だと人通りも少なく、助けを求められる場所もない。母国語だって不良たちは異次元生命体という感じなのに、言葉が違う不良集団なんて手に負えないな・・・。私の通勤経路よりも南側という感じだが、通勤経路内にも暗くて何がいるのかわからない道は含まれるので気をつけたい。怒る時は大きい声で、日本語で怒ることにしようと頭のなかでシミュレーションしておく。サイクルパスって、自転車にとっては安全でいいような気もするが、警察がなかなか入ってこれないという事でもあり、そういう連中が暴れるのには都合がいいのだろうと思われる。


さて仕事。プロジェクト3は酵素なので、酵素反応のアッセイをしてみた。元々このプロジェクトをやっていた同僚が買ったキットなのだけれど、一度も使われないままフリーザーに眠っていた。それを使ってみたのだけれど・・・・ 怪しすぎる。一応反応しているようにも見えるのだけれど、バックが高すぎて信じがたい。サンプルが悪いのか、キットが悪いのか(使用期限は余裕で切れているし)。ポジコンは一応上手く行っているようにみえるけど、そもそもこれがポジコンで良いのか?悩ましい。他のアッセイにしたほうが良いような気がしてきた。 と、思って調べていたら、同じ会社の商品で蛍光を使って測定できる商品がある。殆どやっていることは同じで、最後のステップで使う試薬が違い、測定するプロダクトが違う。うまくいくかわからないが、バックグラウンドが高いのは解消できそうな気がするので買ってみることにした。
今週はあまり進展のない一週間だった。来週も、やりたいことはあるけれど試薬がないという物が多い。”大してやりたくはないがやらないといけないこと”もいくつかあるので、そちらの方を片付けながら過ごすことに…

研究生活:PIたちのツイッター

今日も晴天だったので、自転車で通勤。しかし、風は強かった。水曜日の夜から木曜日の朝にかけて強風注意報が出ているようなので、明日はバス通勤にしようかな?

ツイッターはブログのフィードのためだけに使っていたので、フォローしている人も個人的な用途のみだったのだけれど、Nさんのツイッターアカウントを見つけて以来、なんだか仕事関係の人をフォローするようになってしまった。それにしても欧米のPIたちはこまめにツイートしてるな・・・。これが正しいSNSの利用法なのかも知れない。まあ、どんなにつぶやいても一般の人の目に触れることはほとんど無くて、仲間内で消化されていくのだろうけれど。今のボスもかなりの頻度でツイートしているが、取り敢えずなんか変なことを書いているのがバレるのはまずいのでフォローするのは止めておく。意外と前ボスもツイートしているので、そちらはフォローしてみた。日本語だから別に問題ないような気もするのだけれど、突っ込まれたりするとこまるので・・・。意外とラボの同僚とかもツイッターアカウントを持っているみたいなので、ブログのフィードをするのを止めて、フォローするようにしようかな?あるいは別アカウントを作るか?それは面倒くさいか・・・。

研究生活:お経的論考

今日はいい天気なので自転車で通勤。いい天気、と部屋の中にいる間は思っていたのだが、いざ自転車をこぎ始めてみると意外と強風で、吹きさらしのguided busway区間はなかなかきつかった。

プロジェクト1のウェスタンをしてみたら、予想とは違うところにタンパク2のバンドが確認された。それはそれで面白いのか、何かの間違いなのか?じゃあ、予想していた位置にあるあのバンドは何なのか(self degradationかな)?疑問は残る。取り敢えず他のタンパクとプルダウンしたいのだけれど、その前にタンパク1をSTREPの抗体で確認したい。が、なかなか抗体が届かない(しかも、最初に注文した安い抗体は、パテントホルダーが販売の差し止めを要求したとかでキャンセルになった。誰だそれは!!)。まあ、他にやることもあるし、届くのを待つ方向で(この抗体のリクエストを所内のメールで送った履歴を見ると、無視されてるし)。

FBで、意識高い系の知り合いが日系の記事をシェアしていたので思わず読んでしまった。日本の科学技術が云々と言うような話。
その知り合いは(それほど知り合いでもないのだけれど)手放しで褒めていたのだけれど、そうだよね、と、そうなりますかね?の入り組んだ、有り難いお経のようなお話だったように思う。なんか、読んでいる途中で木魚の音が頭のなかにこだました(ポクポクポクポク・・・)。
細かいところを批判しだすとキリがないけれど、なんかその、あまり日本の科学技術の未来は明るくないんだろうなという気分が充溢した論考であった。有り難いお経なのだけれど、お経なので実効性は乏しいというか・・・・。そういうのを日経が載せる意図ってなんなんだろう?
まあ、ともかく、おっしゃっているようなことは、ごもっともなのだけれど、ず~~~っと言われているけれど殆ど何も解消されないようなことばかり。

研究生活:身分証提出

今日は大いに寝坊し、出勤も遅くなる。朝から雨もぱらついていて、今日もバス通勤。バスは遅れていたが、風も強かったので、バスにしてよかった。 一日曇りの予報だったらしいけれど、朝は霧雨&強風、昼頃は土砂降り、夕方には晴れていた。平均すると一日じゅう曇りくらいかもしれない(意味ない)。
なんかよくわからないが、MRCはUKRIという組織に近々移管&統合されるらしい。UKRIの中に他のreseach council共々統合されて云々というはなし。ということで、雇い主が変わるのに伴い、色々と手続きがあるらしい。我々university wingの人々は、別にMRCから雇用されているわけではないのだけれど、これまでの(雇われている)大学とは別にMRCからも身元確認は求められていた。なので、今回もUKRIに身分証明書を提出する必要があるそうで、今日が提出日。そのメールを読まずに放置していて、パスポートとresidential permitを提出するなんて全然知らなかったのだが、基本的に両方持ち歩いているので事なきを得る。まあ、一日遅れるくらい問題ないのだろうけど・・・。 別に批判するわけではないですが、MRC(Medical Research Council)の方が、UKRI(UK Research and Innovation)よりも、カッコよくね?と思うのだけれど、何処にでもよくある効率化の問題なんでしょうね。どうも、”いのべーしょん”という単語が日本で(胡散臭い感じで)多く使われすぎていて印象が悪いのだろうな。
今日から新しいポスドクのC氏がラボに出勤。もう一人のC氏とかぶるのでC2氏ということにしておこう。このC2氏、独特の匂いの香水を身につけられており、結構きつい。香水は全く詳しくないが、私はあまり嗅いだことのない匂い。彼の国ではこういう匂いが流行りなのだろうか?まあ、段々となれてしまうものなのかもしれないけど・・・。

研究生活:妄想

今日は雨は降っていなかったのだけれど、変な時間に起きてしまったがために異常に眠く、危険なのでバス通勤にした。
(あきらめかけていた)プロジェクト1について、妄想が広がっている。まあ、クマシーのgelを見て、適当に妄想しているだけなので、今日のディスカッションではボスにはそのことを伝えず、取り敢えずタンパクが取れてますよ、ということだけに留めた。来週、ウエスタンで確認する予定。しかし、明らかに怪しげなバンドがあっても、意識していなければ目に入らないものなんだな、と思う。
プロジェクト1は、昨年末に某雑誌に出た論文を考え合わせると(個人的には面白いのだけれど、解いた構造が論文の結論とあまり関係がなかったです・・・・という、ちょっと残念な論文。構造の意味あったんかな?)、今手の届く範囲にあるサンプルで、なかなか素敵なコンプレックスが形成されるのではないかと期待するのだけれど、さてどうなることか。ウエスタンで確認後、取り敢えずプルダウンしてみる。
キャリアセミナーを経て、オリジナルなテーマについても妄想を膨らませている。方向性はなんとなくあるのだけれど、手持ちのサンプルから発展させ、サイエンティフィックに面白く、(過去の所属先も含めて)ボスと方向性がかぶらず、金が取れそうな話を具体化しないといけない。当然コラボレーションとかも考えないといけないのだろうけど、今の話が纏まっていかないとそこは難しい。

すこし用事があって、日本の元ラボの研究員のSさんに連絡した。大学に移った元ボスが特任助教(=ポスドク)を募集しているらしいが、応募状況は芳しくないらしい。日本の若者達は、アカデミアを見限っているという噂をまた別のところから耳にした。ところで、その公募をみると、手取りで25−28万円になるそう(交通費別途支給)。大変まとも。山の上では、まず十分な収入だろう。でも、山の上だからな・・・・という人も多いだろうけど。個人的には、山の上は良いところだと思っているけど、恐らく少数派だろう。

キャリア:ケンブリッジ大のキャリアイベント

今日は、ライフサイエンスの学生とポスドクを対象にしたキャリアイベントに参加してきました。
アカデミアでポジションを得ようと言う人達のためのイベントで、レクチャーあり、パネルディスカッションありという感じで、9時から17時まで一日がかり。 最近、アカデミアでポジションをゲットした人たちの話を聴けて参考にはなりましたが、最近のイギリスの傾向なのか、その人達の所属先によるのか、若手からはティーチングを重視してますよ・・・という話が多く、その圧倒的なお喋り力を目にして、”その真似は無理だな”と改めて認識したのでした。その人達の話では、いわゆるリサーチユニバーシティでもティーチングを重視してきているということで、なかなか英語の不自由な外国人(=わたし)には厳しいね、と思ってしまいます。 ということで、リサーチユニバーシティか、できれば研究所でポジションを狙うというのが(難しいにしろ)頑張れる道かなと思いました。まあ、でも、UKの場合、 リサーチユニバーシティでもスタートアップが少なそうだし、2年目から少しずつレクチャーの担当が増えていくということなので、最初にコケると終わりみたいに見えたり・・・。色々と大変そう。
パネルディスカッションでは、採用側の意見を聞いてみようということで、LMBとケンブリッジ大のディビジョンリーダー的な人たちが登壇し、やっぱかっこええなあ・・・と思いました、が、そのかっこいい2人はいかにもリサーチ重視の研究機関代表という感じで、前のセッションの教育強調路線とはちょっと齟齬があったような気がします。そのセッションには、もう一人登壇されたリサーチとティーチング両方やってますよという感じのlecturerの方もいましたが、こちらはもう、全く貫禄負けという感じ。 私としてはかっこいい人たちの言っているところが目指したいところであるわけで、短くまとめると”ビジョンとハードワーク”ってやつですかね。 Natureとかは邪魔にはならないけれど、必須条件ではない。業績に関しては、何をdiscoverしたかが問題だ。 何よりも、visionがあり、ideaがあり、personalityの良い人を採る。 なんていうのは、見識のある人が揃っている研究機関ならではのお言葉だと推察します。実際、LMBのグループリーダーの中には、なる前はそれほどでもないけど、な…

研究生活:諦め気味だったプロジェクト1

今日は朝から雨だったので、バス通勤。 そして、やはり、Nさんと出会い、CCP4のstudy weekendが行われている事を聞く。ストリーミングで見れるとのことなので、時間があったら見てみよう。 予定通り、プロジェクト1のタンパク精製をしている。このプロジェクト、実は半ば諦め気味で、これでダメそうだったらpending(ほぼお蔵入りと同意)ですかね?と思いながらの実験。正直、プロジェクト2と3だけでも私の小さい脳はいっぱいいっぱいな感じがあるので、ボス的にもプライオリティの低そうなプロジェクト1に関しては、そろそろ諦めても良いかなというところだった。 しかしまあ、ご存知のように(?)諦めようと思ったところからうまくいくというのはよくある話で、なんだか、いい感じにタンパクが取れてきているかも・・・。X線にしろ、電顕にしろ、構造解析に使えるほど性質は良くないと思うけど、少なくとも、(こちらもタンパクが取れ始めている)プロジェクト3とのプルダウンくらいには使えるかもしれない。元々単独で構造解析ができてもそれほど意味は無く、コンプレックスを形成する候補のタンパクは既にラボ内に2つあるので(もう一つは他の人のプロジェクト)、複合体方面で仕事が進められそうなのは良い。まだわかんないけど。

研究生活:足元の見方

今日も厚い雲が空を覆っていました、が、雨は降っていなかったので自転車通勤。早く暖かくならないですかねえ。
どんな職業でも、仕事を決める際、足元をみられてるなあ・・・と思うことは多いだろうと思います。研究者もそんな感じで、地域とか分野とか研究室とかで、足元をみられているなあ・・・と感じることがあります。
例えば、アメリカの西海岸・東海岸は人気なので給料が安いとか、あそこの研究所のこの分野はノーベル賞学者勢揃いで給料が安いとか(そもそもお金を獲ってこれないやつは雇ってやらないとか)いった感じです。もちろんその地域の物価によっても給料は変わってきますが、人気の高い研究所は、その地域の平均的な給与と比較して買い叩かれる傾向にあるような印象です(まあ、でも、ファンディングしている機関の基準に従っているところが多くなっているのかもしれないですが)。良い研究所、優秀な研究室では、確かに、いい業績を出して、その後のキャリアが見込めるので、それでもお互いにハッピーだったりするのでしょうが(多分)。そういう、リーズナブルな買い叩きというのは、気持ちのよいものではないにしろ、”まあ、そうだよね・・・”と思うところはあります。
先日、公募を眺めていたら、日本の某私立大学の公募が目に留まりました(別に応募したいというわけではなくて)。名前は聞いたことがありますが、研究環境が良いとも思えない大学です。曰く、博士研究員(ポスドク)、大学の規定により給与月額250,000円(交通費込み、賞与なし)、だそう。ということは、諸々差っ引いて、手元に残るのは20万円くらいでしょうか?(当然)残業代はでないでしょうから、最高でも時給1600円弱。公募に拠れば”国際的学術雑誌掲載に挑戦したい方を歓迎”するらしいし(国際的ってなんだかわかるようでわからない言いようですが、ポスドクは国際的学術雑誌掲載って普通に目指すもんじゃないんですかね?”挑戦”しなくても良いんですか?)、日本の事でもあるので、(長時間の)残業は免れないでしょう。
まあ、”国際的学術雑誌”に挑戦するかしないかくらいの人材を求めているのだから、別にいいんじゃね?ということなのかもしれないけれど・・・。しかし、それだったら、ポスドクの代わりにテクニシャンを一人雇って、先生が国際的学術雑誌に投稿されたほうが効率的な気もしてしまうのです(テクニシャンも過…

イギリス生活:曇天模様

月曜日は曇っていて気温も低いが、雨は殆ど降っていなかったので自転車で出勤。暖かければ暖かいで汗をかくので嫌になるのだけれど、寒いのは寒いでやはり辛い。でもまあ、自転車通勤のほうが運動不足は解消されるからなあ・・・と、時分に言い聞かせる。昨日のNスペ”人体”によれば、自転車では骨の形成は全く促されないそうなので、自転車に加えて普段より多めに階段を昇り降りしてみたりした。
金曜日に注文したプロジェクト3用の試薬類は当然届かないので、お楽しみの実験はお預け。取り敢えず、前からやろうと思っていたプロジェクト1のタンパク精製の準備とか、プロジェクト3のタンパクの発現とか、プロジェクト3の勉強とかをしつつ月曜日を過ごす。

通常生活に戻ってくれることを期待していた息子は、やはり今日も夜更かし気味であった。遊びに出かけて尚この調子。時差ボケの影響は大きい。大人の場合、戻そうとする意志によってなんとかなるところがあるが、子供の場合そうもいかない。そもそもうちの子がそんなにスケジュール通り動くのにこだわらないタイプだというのもあるのだろうけれど。明日はこの住んでいるサイトのtoddler group。少しずつリズムを戻して欲しい。

イギリス生活:週末

土日は殆ど家で過ごしました。 相変わらず息子の夜更かし傾向は治らず、なかなか大変です。親がダラダラしているせいもあるんでしょうが、どうしたことか。寒い中、運動不足解消のために散歩にはでているのですが、それくらいではなかなか・・・。日曜は結構歩かせたので、夜はそれなりに眠そうだったのですが、何故か”西郷どん”を観てにわかに活性化。結局寝たのは11時過ぎでした。明日からは育児の会や、toddler groupも始まるようなので、それで通常の生活リズムに治っていってくれますかね。自分の生活リズムも修正して行かないと・・・。
”西郷どん”は、なかなか面白そう。ただまあ、やはりフィクションの要素が多そうで、どこからどこまでが作り話なのかというのが気になるのは最近の大河ドラマの傾向な気がする。まあ、話を盛り上げるための演出なんだろうけど、どこまでがフィクションなのか分からなくなるのは良いのか悪いのか。

研究生活:金のかかるアイディア

今週も金曜日。今週は一日短いので一週間が短く感じられる。
昨日もまた息子は夜遅くまで起きていた。なんだろう?正月明けの時差ボケだろうか?とはいえ、一昨日より早い11時過ぎには就寝。少しずつ改善していくしかないのかもしれない(親の方もなんだけど)。
まだ少し肋骨が痛むが今日は自転車通勤をしてみた。やっぱりちょっと痛いけど、激痛ではないので問題ないのかな?完全に治るまで避けたほうが良いのだろうか?でも、そんなの待っていると体がなまるばかりだからなあ・・・。
タンパク精製についてのいいアイディアを思いついたけど(よくよく考えたらあたり前のことなのだけれど)、カネがかかる。まあ、今のラボの経済状況から言うと特に問題の無い出費なのだろうけど、それにしても研究というものは金のかかるものである。どんなにお金をかけてやっても、うまくいかないものはうまくいかないし、上手く行っていても他のラボに出し抜かれることもある。その上、”基礎研究はいつか儲かるかもしれませんが、いつ儲かるかわかりませんし、全く何の役にも立たないかもしれません”なんて言われたら、”全く効率が悪い。だから投資するのはやめよう”という論理になるのもわからないことはない・・・などと考えてしまう。なにはともあれ、スポンサーに気持ちよくお金を払ってもらえるようにするか、それができないならスポンサーを換えるか、というところなんだろうが、何れにしても色々と難しい。取り敢えず今の私にできることは、出費を回収するためにいい仕事をして次のグラントを取って、という果てしないサイクルに乗せること。それが、なんか社会のお役に立てばと願うのみです。 ところで、今の研究所の大部分の人たちはもっと巨大な予算で動いているために、もっと優雅にお金を使えるらしいけれど、同じ建物には入っているものの大学の研究室は別会計なので、そんなわけにはいかない。それでも零細な研究室に比べたら自由にお金を使えるのだと思うけど、比べちゃうとねえ・・という話。
まあ、ともかく、今週もお疲れ様でした。

イギリス生活:木曜日

昨日は子供がなかなか眠ってくれ無かった。結局12時過ぎまで起きていた。昼寝が少し長かったとはいえ、一体どうしたことだろう?その影響か、今朝起きてくるのは少し遅かった。
今日は予報通り雨。なのでやはりバス通勤とした。Nさん情報では、来週から釣り銭を必要とする客への対応を厳しくするという貼り紙があったそうなので注意が必要。ていうか、比較的新しいバスなのだから、はじめからデビッドカードで支払い可にしておいてもらいたい。
タンパクの精製は、取り敢えず上手く行っているっぽい(収量は相変わらず非常に少ないのだけれど)。ここからが問題な気もするのだが(収量は少なく、purityもイマイチかも・・・)、今のところ良策を思いつけない。

研究生活:新年早々タンパクが行方不明になり焦る

そろそろ自転車通勤を再開しようかな、と思っているのだけれど、今日は強風との予報であったので、バス通勤にした。明日は雨っぽいから、またバスだろうか?1月2月は一般に風邪が強いらしいので、そんなことを言っているとなかなか自転車に戻れないかもしれないんだけど・・・。

うちのラボは、やはりまだ数人は休んでいるが、ボスも出勤してきて、通常営業に戻りつつある。ボスからのメールで、プログレスレポートのスケジュールが送られてきたが、未だ仕事を始めてもいない新しいポスドクの名前が既にリストに入っている・・・。新しく人が入ると、やや活性化状態に入るのかもしれない。
そのボスは、休み中に(また)アイルランドに行ってきたそうで、写真を見せてもらったが、晴れていた。年末の西の方は天気が悪いという刷り込みができてしまっていたが(自分が行った時にそうだったから)そうでもないらしい。もちろん、ずっと晴れていた、というわけではなかったみたいだけれど。

さて、仕事。タンパクの精製を始めているのだけれど、レジンから溶出して濃縮したサンプルの濃度を測定すると・・・ 濃度が薄すぎて測定不能 との冷たいお言葉。多少の条件の違いはあるにしろ、全くタンパクが取れてないなんてことは無いはずなんだけど・・・と少し動揺しながら、取り敢えず予約していたAKTAの予定を変更。まずは濃縮のメンブレンを替えてやり直してみる。と、やはり取れてきている模様。一応gelでも確認。予定が狂うが、取れてないというわけではなく一安心。オジサンもこういう事態には多少うろたえる。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
年始からイマイチの天気のケンブリッジです。
初めて子供と一緒に年末年始でした。生活は乱れまくっていましたが、家族一同体調を崩していたこともあり、ゆっくり年末・年始を過ごしました、なんてことは無く、子供の世話しつつ(子供は俄然元気なわけで)、家事しつつ、ほんのすこしだけ仕事もしつつ、という感じでなかなか忙しく過ごしました。紅白歌合戦も、子供がガチャガチャしているので落ち着いて観ることはできず(個人的にはなかなか良かったんじゃないかと思ったのですが、視聴率は悪かったみたいですね)、バタバタと休日が終わっていった感があります。冬休みの課題図書と思っていた”カラマーゾフの兄弟”もあまり読みすすめなかった・・・。
このバタバタ加減を考えると、日本のファミリーの皆さまが、あの理解不能の渋滞やら混雑した電車やらをくぐり抜けてまで帰省したくなる気持ちがわかるような気がします。(孫の顔を見せてあげたい、とか、家族の顔が見たいというのが少なからずあるにしろ)誰か他に面倒を見てくれる人がいれば人心地つけるというのも本音なんじゃないだろうか?まあ、ご家庭により事情は様々で、例えば私の実家に連れて行って、誰かが面倒を見ていてくれのか?って言われると???ではあるのだけれど(一瞬ならみていてくれるだろうけど・・・)。


さて、イギリスは本日2日から概ね通常営業。うちのラボでも半分くらいの人は出勤して普通に仕事を始めていました。
私はと言うと、周りも普通に働いているし、今年やるべき仕事は去年の私がホワイトボードにきちんと書いてくれているので、それに従って実験開始。未だに肋骨の痛みがあるとは言え(咳、深呼吸、ひねり運動、重い物を持つ、伸びをする、などは未だ辛い)、大分普通に動けるようになってきたので、早歩きで実験できるのは有り難い。  年明けの挨拶ってどうだっけ?と相方と話していましたが、”Happy new year”って、年明けに人にあったら言いますかね?言わないんじゃないの?とか考えていたのだけれど、普通に言ってました。未だ海外慣れが足りない・・・。