昭和的なもの


平成も最後の年となるのに、多くの昭和的なニュースが世間を賑わしている。
日大のラグビー部や、ボクシング協会、東京医大、そこから始まった文科省の収賄、ずっとニュースになっている長時間労働とか、とても昭和的だなとおもうけれど、それが日本的なのかもしれない。知らないだけで。


東京医大の女子受験生の減点は、医療現場の本音をそのままやっちゃった、という感じを受ける。減点して差別するのは悪いなと思う半面、知り合いの医師の話を聞いていると、そうでもしないと回らない大学病院の現状もあるのだろうと思ってしまい、簡単には批判できない。

西川史子が、サンデージャポンで、
「世の中、眼科医と皮膚科医だらけになっちゃう」
と発言したしたらしいけれど、私が知り合いに聞いたのも同じような話だった。勉強ができる子が、稼ぎの良い”手に職をつける”感覚で医師になってしまうと、定員もあることだし全体としては上手くいかなくなる。ライフイベントは仕方ないとして、男女限らず偏差値と収益性で医者になる人が相当数いるためにこうなるんだろう。とか言っても、人は変えられないし、むしろ定員を政府が決めているということの方を変えるしか無いと思うけど。

海外では女性医師の割合が・・・みたいな記事があったが、海外と日本ではシステムが違う。それに、医師以外の女性の労働参加率も違えば、女性のパワフルさ加減も違いすぎる。なので、日本の表面的なニュースをみて、フランスはこうだとか、フィンランドはこうだとか、表面的な答えをしているのをみかけると、うるせー、と思うだけだ。だけれども、これをきっかけに医療体制自体を見直すというのは大賛成。不便ではあるけれど、イギリスみたいに(多くのヨーロッパ諸国もそうなんじゃないかな?)、まずはGP、にしてしまい、人口毎にGPの医師を配置するようにしてしまえば、ある程度セーブしながら働ける診療所と、セーブしないで働く病院とに棲み分けができて良いんじゃないかと思う。(そして、徹底的に無駄な検査は省く。肋骨なんか折れてても折れてなくても何もできないんからレントゲンなんか取らない。)が、まじで面倒ですよ。面倒ではあるけれど、私はそれでも良いと思うし、これからの日本は、面倒なシステムにしないと回らなくなることは目に見えているようにも思う。女性医師が仕事をやめないで済む職場環境を整備すべきだ、とか今回のニュースを見て社会正義を語ってしまう人は、その面倒を引き受ける覚悟がないといけないと思うが、あるんだろうか?

と、まあ、そんなまっとうそうなことを考えてみたのだけれど、平時においては、まっとうなことを実現することなんてそもそも無理なのかもしれないと、こんな記事を見ていると思う(これ、ホントなのか??)。官僚はわかっていても(色んな都合で)やらないし、政治家は、そんな不便なことを実行したら支持率が下がるから絶対にしないだろう。そして、国民は概ねわかってない(別に私がわかっているというわけじゃないけど)。マスコミ?伝書鳩みたいなもんでしょ?本当に崩壊してから考えるしかない。

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