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7月, 2019の投稿を表示しています

悪童たちに遭遇

先週は非常に暑かったのだけれど、今週は普通のイギリスの気温に戻る予報。確かに涼しくなっている。というかすでに秋の風が吹いている感じ。
先週の木曜日のケンブリッジは、イギリスで一番暑かったらしく、その最高気温は38.1度。イギリス観測史上2番目とかいう話だった。今年は特に暑かった、というような話を去年聞いたような気がするけれど、今年もやはり暑いと思うのは私だけだろうか?日本ほどの湿気はないにしても、それでも蒸し暑かった。そんな日でも、ダブリンの気温は何度だろうなと調べてみると、24度。さすが。
先週土曜日に、同じ研究所のOさん宅に招待していただいて、ガーデンパーティーに行ってきた。妻は体調不良ということで、私と息子の二人での参加。Oさんの娘、Kちゃんが子どもたちの相手をしてくれて、私は子供をしばらく放って他の人と話せたし、子供は子供で楽しい時間が過ごせた模様。ありがたかった。
その帰り、子供は遊び疲れてバギーで眠ってしまった。バスを乗り継いで自宅近くのパークアンドライドで降りて、自宅までは徒歩。雨が降ってきていたので、やや小走りで家に向かう。その途中、何人かの子供のグループが前方を歩いていた、その子どもたちを抜かした直後、”run run run”とかいう声が聞こえ、その後、バシャー、っと水をまいたような音が。振り返ってみると、どうも持っていたred bullを私に向かってかけようと撒き散らしたらしい。その後、チャイニーズがどうのこうのとこっちに向かって叫んでいるので、”すみません、日本人でござるのよ”と言って走り去ろうとすると、そのグループの女の子が走り寄ってきて、またなんかこっちに向かって言っている。そっちに警戒してなかったのでなにを言ったのか聞いてなかったけど、明らかに敵対姿勢であり、(穏やかな大人であるところの私は)たちどまってガンつけてやると、距離1メートルほどに近寄ってきて手を振り上げて叩くポーズをとってくる(大人が子供に、メッって感じでやるあのモーション。それ、喧嘩には使えないですよ・・・)。(ポーズは間抜けだけれども)目は本気だし、かなり憎たらしいけれども、正直その短い腕では届かないと思いますよ・・・と思いながら思わず(やってみいやという感じで)前傾姿勢をとってしまう(辰吉ポーズというか・・・)。その間合いでしばらくにらみ合いになったが(おそ…

ラボの手法についてせつせつと異議を申し立てる:昆虫細胞の発現系

大学には、あぷれいざるという年度評価をする機会があり、基本的にはPIとミーティングをして進捗について議論する。とりあえずはフォームを埋めてPIに提出。それをもとにPIと議論する。まあ、なんにもうまく行かせていない私が悪いといえば悪いのだけれど、言わせてもらいたいこともあるので、(売り言葉に買い言葉というところもあるのだけれど)そのへんについても書くことにした。
うちのラボでは大腸菌、昆虫細胞、哺乳類の細胞を扱っている。大腸菌は、ずっとやってきたことなので、まあ(大体)いいとして、今使っている昆虫細胞に関してはここに来るまではほとんど知識がなかった。昆虫細胞については、”我がラボでえすたぶりっしゅされている”ということであったので、ラボの他の人に聞いてやってきた。が、まあ、結果は芳しく無く、そのプロジェクトに関する進捗がよろしくない。ということで、自前で調べていくと、基本的な事項をスキップしているところがあって、それじゃねえ・・・という感じになっている。それだけで解決するかどうかは知らないが、何かのプロジェクトでうまくいった、というのはえすたぶりっしゅしている、ということにはならない(と、はっきりあぷれいざるのふぉーむに書いたりはしないが、せつせつと問題点について書いた)。
そんなわけで昆虫細胞発現系について、基本的なことを(いい加減に)まとめておく(ここにフラストレーションを読み取れたら不味い) 1.昆虫細胞そのものについて、 有名なものに、sf21、sf9、High Fiveなんかがある。sf9の細胞数は大体1日で倍になる。個人的な意見だけれど、あまりにも早い場合、ちょっとコンタミとか考えたほうがいいのでは?High Fiveとか、分裂が早いので(半日で倍とか)、一度コンタミしたらそちらが勝つよね・・・。入れ替わっていてもタンパク発現については問題ないような気もするけど(ただ間違ってるってだけで)、baculovirusのamplificationに関しては問題がある(Tni系の細胞はプロモーターに変異が入りやすい)。ので、ウイルスの増殖には”ちゃんとした”sf9またはsf21を使用する。 2.ベクターについて 大腸菌同様、いろんな市販のバキュロウイルスベクターがある。タンパク質発現の段階でウイルスのtiterが問題になるので、titerを測定しや…

即席友達募集

高校の同期の同窓会のためのライングループが立ち上がったとかで、ほう、と思って仲間に入れていただいたけれど、その主旨を要約すると、学校の(学年じゃなくて)同窓会をこの年の卒業生がせねばならず、そのための”幹事&お手伝い募集”と言った風情であって、”まあ、そうだよね”と思うと同時に大いに興ざめした。それと共に、高校時代のヌメーっとした嫌な記憶が思い出されて、悩まされる。
出身高校は、地方の中規模都市では立派な進学校であった。しかし、色がはっきりしない感じの進学校で(バリバリでない進学校なんてどこもそんなものかもしれない)、真面目なかたから、キャピキャピした感じの人まで色々といた。私はキャピキャピはしてなかったし、勉強でも落ちこぼれで、なんだか居場所のない高校生活だった。落ちこぼれに至る色々があり、それがまあより一層高校生活を暗くしていたわけだけれど、それはここでは触れない。
キャピキャピした人たちにとっての一大イベントは文化祭でのダンスパーティーであって、私立文系、KO大学進学希望みたいな感じの人達がそれらのイベントを仕切っていたと記憶している。冴えない高校生だったわたしは、ダンスパーティーなんて中を覗いたことすらなく、一体中でどんなことが行われていたのか知る由もない。私なんかは、そんなのとは縁遠い、お茶会、とかに参加したような記憶しかない。
で、当然今回の一大イベントの幹事といえば、そのような”ダンスパーティーを仕切ってた”人たちが立ち上がるわけである。そういう人たちのイメージは、要領のいい、爽やか系司令官という感じで、今も昔もそんなものなのかなと思う。
要領の良さ、の要点は、人を上手に使う、ということで、つまりまあ、今回のグループ結成は、私には使う人が必要だ、というメッセージであると判断した。なんか、”みんなにつながれて嬉しいぜ!”みたいなことを形式的に書いてくれたりするわけだけれど、このご時世、そういった声の大きい人は”ほんとに会いたいなら(つながりたいなら)”この機会より前に何らかのつながりを持つことはできたであろうし、今回のような形で即席友達(兼兵隊。いや、兵隊兼即席友達か?)なんかを募集してしまうあたり、流石だな思ってしまうのである。そういう底の浅さについて、当時も今も納得ができず、それが頭の中から昔の嫌な記憶を色々と引っ張り出してきてくれる。い…

サンディエゴからの刺客

先日、ラボのカフェテリアに行って、ヨーグルトを買い(遅めに行ったので、いつものサラダバーには食べたいものが残っていなかった)水を汲もうとしていると、なんか見たことのあるような後ろ姿の女性が水をくんでいる。いや、でも、そんなことないよなあ、と振り返るのを待っていると、そんなことがあった。 なんと元ボス・・・
流石にサンディエゴにいるはずの人にイギリスの研究所の食堂で前触れもなく出会うとびっくりする。だれか一言教えておいてくれたら良いのに・・・・。あまりのことに聞き逃したようだけれど、JBラボにサバティカルに来ていて、夏中滞在する予定だと、今ボスが聞き出してくれた(今ボスは前ボスと知り合い)。
別に今やなんの関係もないので良いのだけれど、微妙な緊張感を感じている。まあ、頑張れってことだろう。
そして、それ以来、コンフォーカルでなにかやっているらしく、使い方がわからなかった前ボスとその面倒を見ているポスドクがうちの学生さんをさがしてうちのラボに毎日やってきている。なんか非常に奇妙な感覚なのである。まあ、前ボスがここにいるということ自体が奇妙な感じなのだけれど、その前ボスが実験している(彼女は、ポスドクほぼなしでPIになっているので、実験すること自体15年ぶりとかそういうレベルなんだと思う)というのはダブルで奇妙なのである。